コンベヤベルトは、使用用途により材質が異なります。例えば、工場内における汎用コンベヤベルトや、砕石場で使用されるコンベヤベルトは、ゴム製のものが用いられています。これは、使用環境から耐衝撃性や柔軟性が必要であるため、用いられています。また、金属製のものも存在します。これは、耐熱性や導電性、洗浄性に優れていることから、電子部品や半導体の運搬用、食品を直接載せる製造ライン用などの用途として、使用されています。
これら以外にも、樹脂製のものも存在しており、様々な業界において使用されています。
コンベヤベルトでよくあるトラブル
前述の通り、様々な業界で使用され、効率的な生産ラインの確保や、スムーズな生産作業を実現に繋がるコンベヤベルトですが、小さな破損でも放置していると大きなトラブルに繋がってしまいます。特にベルト部分は、搬送物と直に接触することが多いため、トラブルが頻繫します。当社がお客様からいただいた、コンベヤベルト関連のお問い合わせも、ベルト関連のものが多く、以下の3つがコンベヤベルトでよくあるトラブルとして、挙げられます。
ベルトの消耗
コンベヤベルトを使用する上で、繰り返しの使用により、ベルトがすり減ってしまうことがあります。一見、気付きづらい症状ではありますが、放っておくと搬送中にベルトが切れてしまい、生産ラインに大きな支障を与えてしまいます。
ベルトの破損
使用環境に適していないコンベヤベルトを使用していると、ベルトが破損してしまうことがあります。前章で説明した通り、環境に適したコンベヤベルトが存在するため、今一度使用しているものを見直す必要があります。
ベルトの剥離
ベルトの剥離は、使用環境の温度や湿度などの影響で、接着強度が下がってしまっているため、起こっていると考えられます。特にベルトのジョイント部分やエンドレス部の耳部で剥離が生じた場合は、機械の不具合につながり、生産ラインに影響が出てしまいかねません。
コンベヤベルトのトラブル対処法
消耗、破損、摩耗など、様々なトラブルがありますが、これらへの有効な対処法としては、「ベルトの交換」が挙げられます。また、使用環境に適していないコンベヤベルトを使用している場合は、適したコンベヤベルトを選ぶ必要があります。どちらにせよ、一度コンベヤベルトに詳しい修理業者にご相談することをオススメします。
当社の施工事例
チップコンベヤベルト 交換工事
こちらのお客様では、このコンベアを10年以上ご使用されていたところ、経年劣化により外側の縦ゴムが破れてしまい、搬送するチップを落としてしまうという不具合と、それによる製品ロスが発生しており困っていらっしゃいました。そのため交換のためにご相談いただきましたが、お客様のほうでは今後縦ゴムの破損が見られた際に該当箇所のみの交換ができるようにすることをご要望されていました。
コンベアベルトののことなら丸繁まで!
今回はコンベアベルトのよくあるトラブル要因と対策について解説しました。
よくあるトラブルとしては、ベルト関連のものが多く、その対策としてはベルトの交換が挙げられます
宮城工場修理メンテナンス. comを運営している丸繁では、コンベアベルトの修理に関する多様な実績がございます。施工ご依頼の内容に沿って迅速に対応させていただきますので、お気軽にお問い合わせください!
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