先日も季節外れの暑い日が続き、いよいよ暑い夏がやってまいります。
夏になると、外気温の上昇に伴い、工場や倉庫の室内には熱が籠ってしまいます。
真夏には、工場・倉庫内の室温は40~50℃になることもあります。
作業現場の気温が高くなると機械の故障や誤作動、
さらには従業員の体調不良を引き起こす可能性があります。
このような問題に対処するためには、
工場・倉庫の暑さ対策と作業員の熱中症対策を徹底することが重要です。
本記事では、工場、倉庫の暑さ対策と、作業員の熱中症対策について解説していきます。
工場、倉庫内の気温が上昇する理由
では、なぜ工場、倉庫内の気温は上昇するのでしょうか。
工場、倉庫内の気温上昇は以下の理由が考えられます。
鉄製の壁や屋根が直射日光により熱される
広面積で、通気性が悪く、空調の効果が低い
人や作業車の出入りにより外気が流入する
照明や電子機器の発熱、機械の熱放散
作業員の活動による人の熱放散
特に、工場や倉庫は金属製の建築物が多く、建築構造的にも熱が籠りやすい環境です。
工場・倉庫内の気温上昇が人や機械へ与える影響
先述したように、工場・倉庫内の気温上昇は作業員や機械へ悪影響を与える可能性があります。
気温上昇の影響としては、以下のようなものが考えられます。
従業員への影響
1. 熱中症など、作業員の健康状態悪化
2. 注意力や判断力の低下に伴う事故
3. 集中力の欠如による生産性の低下
機械・製品への影響
4. 機器、設備機器の負荷による機械の故障
5. 材料の変形や熱反応による製品の品質低下
このように、工場・倉庫内の気温上昇は、製品や機械に悪影響を及ぼすだけでなく、
作業員の命に関わる事故を引き起こす可能性があります。
工場・倉庫内の暑さ対策、熱中症対策
作業員の対策
1. 適切な作業服の着用
従業員の熱中症を防ぐためには、体温の上昇を抑える事が重要です。
そのためには、薄手で通気性の良い作業服を着用する他、
送風機付作業服や水冷服を着用するといった対策も検討しましょう。
2. 適切な量とタイミングの水分補給
従業員のこまめな水分補給も重要な暑さ対策です。
定期的な休憩を確保し、水分摂取ができるようにすることが必要です。
施設の対策
3. 冷却機器の設置
最も重要な対策は適切な冷却設備を導入することです。
冷房機器や大型扇風機などを設置し、工場・倉庫内の温度と湿度を適切に保つ必要があります。
4. 工場・倉庫内の換気システムや断熱材の導入
工場・倉庫の暑さ対策として、熱源を適切に管理し、熱環境を改善することも重要です。
機械や照明設備等から発生した熱を排出する換気システムを導入する必要があります。
さらに、遮熱シートや断熱材の使用など、外部からの熱を遮断する対策も効果的です。
5. その他電化製品の導入による環境整備
作業員から近い場所に冷蔵庫や冷凍庫といった電化製品の導入も重要です。
水分補給や体を冷やす際に作業スペース近くにこれらの電化製品が設置されていると便利です。
その他、ウォーターサーバーや製氷機などの電化製品を設置することで、
作業環境を改善する対策も必要です。
工場・倉庫内の暑さ対策、熱中症対策は快適性の向上だけでなく、生産性の向上にも繋がります。
暑さによる不快感や熱中症リスクを軽減することで、作業員の集中力や作業効率が向上し、
事故やミス発生率の低下が期待できます。
さらに、工場・倉庫内の暑さ対策は規制やガイドラインに沿って行う必要があります。
業種や業態ごとの法的な規制やガイドラインを確認し、適切な暑さ対策を実施することが重要です。
いかがでしたでしょうか。
本コラムでは夏の暑さ対策、熱中症対策について考えてきました。
前段でも述べましたが、工場・倉庫内の暑さ対策・熱中症対策によって、
作業員の健康状態や機械の正常状態を保ち、生n産性の向上が期待できます。
本コラムをお読みいただき、
工場・倉庫の暑さ対策、熱中症対策のお役に立てると幸いでございます。
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