局所排気装置の年次点検は義務!
局所排気装置は、有機溶剤使用時のガスや溶接ヒュームなど、有害な粉塵やガス、蒸気を作業エリアから効果的に排出し、作業環境を守る重要な装置です。
2022年より、局所排気装置には、厚生労働省が定める労働安全衛生法で 、1年に1回の自主点検が義務化されています。点検を怠ると、法律違反となるだけでなく、従業員の健康や現場環境の衛生環境と安全性を維持することができません。
出典:安全衛生情報センター
局所排気装置の定期自主検査の点検項目を解説
局所排気装置の定期自主検査では、主に以下のような項目をチェックします。
風量・風速の測定:適切な排気風量・風速が確保されているか
装置全体の外観:破損、腐食、変形、異常振動などがないか
ダクト:亀裂、破損、腐食、接続部の緩み、閉塞などがないか
フード:破損、変形、位置ずれなどがないか
フィルター:目詰まり、破損などがないか
ファン:異常音、振動、回転数の低下などがないか
モーター:異常音、発熱、過電流などがないか
電気配線:断線、接触不良、絶縁不良などがないか
風量・風速の測定:適切な排気風量・風速が確保されているか
厚生労働省:局所排気装置の定期自主検査指針より
これらの点検項目を漏れなくチェックすることで、局所排気装置の性能を維持することが重要です。局所排気装置の設備と、求められている機能が働いているのか確実に確認することで、作業環境の安全を確保することができます。
局所排気装置の定期自主検査を専門業者に依頼するメリットとは
宮城工場修理メンテナンス.comでは、局所排気装置の定期自主点検査代行の豊富な実績がございます。
特に、局所排気装置の風量・風速については日常的な点検で確認することができます。「最近風量が落ちたかな?」と感じたら、ぜひ一度正確な測定をご検討ください。
風量が低下した状態を放置すると、粉じんや有害物質が適切に排出されず、作業環境が悪化し、従業員の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。事前の測定によって、そうしたリスクを未然に防ぐことができます。
宮城工場修理メンテナンス.comでは、風量・風速の測定から、必要であれば修理まで一貫対応いたします。測定から実際の修理まで一社で対応可能な業者は多くありません。しかし、宮城工場修理メンテナンス.comでは協力会社と連携して、風量・風速の測定から、排気装置やダクトの設計、設置、修理メンテナンスまで一貫対応が可能です。現地訪問やヒアリングを通じて最適な環境改善を提案します。また、迅速な点検対応と点検後の修理・メンテナンスも実施いたします。
当社の局所排気装置の定期自主点検の施工事例をご紹介!
①局所排気装置点検・分解清掃
修理・メンテナンスの内容
そこで、当社は現地訪問の上、局所排気装置の点検を実施いたしました。まず初めに、ダクト・ファンの分解清掃を行いました。清掃後、風速測定を行い、基準値になっていることを確認いたしました。
②局所排気装置点検・部品交換
修理・メンテナンスの内容
そこで当社は、現地訪問の上、点検を実施しました。主に点検内容は風速測定を行い、その後にVベルトの交換、分解清掃を実施しました。点検を実施したところ、2ヵ所の局所排気装置のファンが傾いていたため...
③局所排気ダクト新規設置工事
修理・メンテナンスの内容
建屋の中にブラスト機が入っており、その建屋の構造を踏まえたダクト設計から、実際の設置工事まで当社が1社窓口となり実施させていただきました。
まとめ
局所排気装置の定期自主点検は、労働者の健康と安全を守る上で非常に重要です。
宮城工場修理メンテナンス.comでは、お客様の事業所の安全衛生管理をサポートするため、局所排気装置の点検代行サービスを提供しております。
点検から部品交換・清掃と一貫して承り、お客様のトータルコストダウン・工期短縮に貢献いたします。また局所排気装置の点検だけでなく、集塵機、プルプッシュ型換気装置などの点検なども対応可能です。様々な設備機器の点検サービスにより、お客様は点検内容や点検対象機器ごとに業者を選ぶ手間を省くことができ、業者に問い合わせる時間や見積もりを取る工程を効率化することができます。ぜひ一度ご相談ください。
Comments