生産現場の様々な動力源に使用されるコンプレッサー。必要不可欠なものであるため、コンプレッサーが故障してしまうと、生産現場の稼働停止にも繋がりかねません。
皆様のコンプレッサーの故障を未然に防ぐために、この記事では故障の際の7つの前兆についてご紹介します。
7つの故障の前兆をご紹介
当社へのコンプレッサーに関するご依頼の中で、よくある故障の前兆を7つピックアップしました。是非、ご参考ください!
異音
コンプレッサーを使用する上で、異音が発生することがあります。これはコンプレッサーと機械を繋いでいるベルトが劣化してしまっている場合に発生します。その他にもベルトが摩耗している際に発生することもあります。このまま使用を続けるとベルトの張力が劣化し、プーリーの摩滅やベルトのちぎれに繋がりかねません。
異臭
コンプレッサーから異臭が発生した場合は、ベルトやプーリーの劣化が考えられます。その臭いにもよりますが、ゴムが焼ける臭いが発生している場合や、稼働時に異音が発生する場合はご自身で対処するよりも、修理屋にメンテナンスを依頼することをおすすめします。
異常な振動
異常な振動は、コンプレッサー内のモーター、または圧縮機のベアリングの摩滅によるものだと考えられます。これは、ベアリングが破損し、モーター、または圧縮機の破損や焼付きに繋がる可能性があります。
異常な吐出温度
吐出温度の異常は、下記3つのことが考えられます。
①機械周辺の温度が40℃以下である
②オイルフィルターやオイルクーラーに汚れが付着している
③オイルが必要量まで充填されていない
これらを事前に対策することにより、吐出温度の異常は抑えられます。
圧力の上昇量の不良
圧力の上昇量が悪い要因としては2つあります。
1つ目は吸引口のフィルターの詰まりによるものです。これにより吐出空気量の低下や圧力上昇量の不良が発生してしまいます。対策としてはフィルターの清掃や交換があげられます。
2つ目はコンプレッサー内での空気漏れです。空気の吐出口のバルブを閉じ、設定した数値まで圧力が上昇すれば正常ですが、そうでない場合はコンプレッサー内の容量制御系の不良が考えられます。
オイルの過剰な消耗
オイルの消耗が早い原因としては、オイルセパレータエレメントや、オイルを回収する配管の詰まりが考えられます。ランニングコストの増大にも繋がりかねないため、オイルセパレータエレメントや配管の清掃、または交換が必要となります。
圧縮エアーへの水の混入
圧縮エアーに水が混入している際の原因としては、エアードライヤーの冷却設備が詰まってしまっていることが考えられます。これは詰まりを清掃することにより解消されます。また、ドレントラップやエアートラップの排出不良によりも原因の1つとして考えられます。この際は、ドレントラップまたはエアートラップを交換することにより、圧縮エアーへの水の混入を防ぐことが可能です。
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いかがでしたでしょうか?
今回はコンプレッサーの故障について解説しました。
合計7つの、故障の前兆をご紹介しましたが、使用する上で最も重要なことは、ユーザー様自身で直そうとしないということです。
宮城工場修理メンテナンス. comを運営している丸繁では、コンプレッサーに関する多様な実績がございます。施工ご依頼の内容に沿って迅速に対応させていただきますので、どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。
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