
皆様は工場の床が緑色で塗装されているのを見たことがありますでしょうか?
塗装をしておらずコンクリート素地の状態の工場もございますが、多くの工場では塗装が施されています。
これは塗装をすることで、耐衝撃性、耐薬品性、耐熱性などの様々な特性を床に付与できるためです。例えば、冒頭で挙げました緑色の塗装は、エポキシ樹脂製のものであり、優れた耐薬品性を持ちます。特に、化学工場などでは頻繁に用いられています。
その他にも、様々な塗装方法がありますが、塗装を行う前には下地処理というものを行わなければなりません。
では、その下地処理とはいったいどのようなものなのでしょうか?
下地処理とは?
工場床塗装における下地処理とは、塗装を行う前の床に、はつり処理、研削処理、研磨処理などを行うことで、良好な下地状況を作りだすことを指します。計3つの処理について解説します。
はつり処理
はつり処理は、厚みのある古い塗膜やタイルの除去する際や、床を部分的に掘り下げて溝を作る際などに用いられる処理方法です。一般的にはつり処理の後に、研削処理や研磨処理が行われます。
研削処理
研削処理は、専用の床研削機を用いて、床の表面に付着している古い塗膜や下地を削る処理方法です。研磨処理の前に行われ、床と塗料の接着性を高めるために用いられます。また、5mm以上の研削を行う際には重研削処理という処理方法もあります。
研磨処理
研磨処理は、ポリッシャーなどを用いて、床の表面を研磨することにより、細かい凹凸を慣らす処理方法です。主に塗料との密着性を高めるために用いられます。
なぜ工場床塗装において下地処理が重要なのか?
ここまで下地処理について解説しましたが、この下地処理は工場床塗装において重要とされています。何故なら、床塗装を長寿命化させるためです。下地処理を行うことで、床と塗料の接着性が向上し、塗装の早期な剥離を防ぐことができます。
また、工場床塗装におけるトラブルの1つである、塗装が1ヵ月ほどで剥離してしまうことの原因は、適切な下地処理が出来ていないことが多々あります。工場床塗装を行われる際は、業者の方に下地処理について、一度お伺いすることをオススメいたします。
工場床塗装のことなら丸繁まで!
今回は下地処理について解説しました。
下地処理は、床塗装を長持ちさせるために、重要な作業となっております。
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