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点検項目は?局所排気装置の定期自主点検について解説します

  • 2024年12月17日
  • 読了時間: 6分

更新日:7月30日

工場や作業場で有害なガス・蒸気・粉じんを屋外へ排出する「局所排気装置」。その性能を保ち、働く人の健康と現場の安全を守るために、法律で定期的な点検が義務付けられています。しかし「具体的に何を点検すればよいのか」「年1回の検査と毎月の点検はどう違うのか」が分かりにくい、という声を多くいただきます。


この記事では、局所排気装置の点検項目を 「定期自主検査(年1回)」「作業主任者による点検(月1回)」 に整理したうえで、制御風速の基準値、記録の保存、罰則、費用や外注の判断基準まで、工場の安全衛生担当者・設備管理者が押さえておきたいポイントを網羅して解説します。



そもそも局所排気装置とは?

局所排気装置とは、有害物質が発生する場所(発生源)の近くで空気ごと有害物質を捕らえ、作業者が吸い込む前に屋外へ排出する装置です。塗装、溶接、研磨、化学薬品の取り扱いなど、有機溶剤・特定化学物質・粉じんなどを扱う現場に広く設置されています。

装置は主に、次の要素で構成されています。

フード:有害物質を吸い込む入口。囲い式・外付け式などの形式があります。

ダクト:吸い込んだ空気を運ぶ管。

排ガス処理装置・除じん装置:有害物質を除去・清浄化する装置(必要な場合)。

ファン(排風機)・電動機:空気の流れを生み出す動力部。

排気口:清浄化した空気を大気へ放出する出口。

この装置が本来の性能を発揮するうえで最も重要な指標が、フード開口面に吸い込む気流の速さ「制御風速」です。制御風速が基準を下回ると、有害物質を捕らえきれず作業環境が悪化するため、点検では必ず確認します。


局所排気装置の年次点検は義務!


局所排気装置は、有機溶剤使用時のガスや溶接ヒュームなど、有害な粉塵やガス、蒸気を作業エリアから効果的に排出し、作業環境を守る重要な装置です。

2022年より、局所排気装置には、厚生労働省が定める労働安全衛生法で 、1年に1回の自主点検が義務化されています。点検を怠ると、法律違反となるだけでなく、従業員の健康や現場環境の衛生環境と安全性を維持することができません。



出典:安全衛生情報センター



【混同注意】「定期自主検査」と「点検」は別物です

局所排気装置には、頻度も内容も異なる2つの確認が求められます。この2つを同じものと考えていると、法令上の要件を満たせないおそれがあるため注意が必要です。

項目

定期自主検査

点検(自主点検)

頻度

1年以内ごとに1回

1か月を超えない期間ごとに1回

主な実施者

一定の知識・技能を持つ者(定期自主検査者講習の修了者が望ましい)

作業主任者

内容

風速計による制御風速の測定を含む詳細な検査

主に目視・聴音による外観や作動状態の確認

記録の保存

3年間の保存が義務

記録を残すことが推奨される

簡単にいえば、「点検」は日常的に行う簡易チェック「定期自主検査」は年に1回行う精密な検査です。次の章から、それぞれの具体的な項目を見ていきます。



局所排気装置の定期自主検査の点検項目を解説


局所排気装置の定期自主検査では、主に以下のような項目をチェックします。


  • 風量・風速の測定:適切な排気風量・風速が確保されているか

  • 装置全体の外観:破損、腐食、変形、異常振動などがないか

  • ダクト:亀裂、破損、腐食、接続部の緩み、閉塞などがないか

  • フード:破損、変形、位置ずれなどがないか

  • フィルター:目詰まり、破損などがないか

  • ファン:異常音、振動、回転数の低下などがないか

  • モーター:異常音、発熱、過電流などがないか

  • 電気配線:断線、接触不良、絶縁不良などがないか

  • 風量・風速の測定:適切な排気風量・風速が確保されているか



これらの点検項目を漏れなくチェックすることで、局所排気装置の性能を維持することが重要です。局所排気装置の設備と、求められている機能が働いているのか確実に確認することで、作業環境の安全を確保することができます。



作業主任者による点検(月1回)の項目

日常的な点検は、原則として1か月を超えない期間ごとに作業主任者が行います。主に次の7つの観点で、目視・聴音を中心に確認します。

1. フード・ダクト・ファンの摩耗、腐食、くぼみ、その他損傷の有無および程度

2. ダクト・排風機における粉じん等の堆積状態

3. 排風機の注油状態

4. ダクト接続部の緩みの有無

5. 電動機とファンを連結するベルトの作動状態

6. 吸気および排気の能力

7. その他、性能を保持するために必要な事項




局所排気装置の定期自主検査を専門業者に依頼するメリットとは


宮城工場修理メンテナンス.comでは、局所排気装置の定期自主点検査代行の豊富な実績がございます。

特に、局所排気装置の風量・風速については日常的な点検で確認することができます。「最近風量が落ちたかな?」と感じたら、ぜひ一度正確な測定をご検討ください。

風量が低下した状態を放置すると、粉じんや有害物質が適切に排出されず、作業環境が悪化し、従業員の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。事前の測定によって、そうしたリスクを未然に防ぐことができます。


宮城工場修理メンテナンス.comでは、風量・風速の測定から、必要であれば修理まで一貫対応いたします。測定から実際の修理まで一社で対応可能な業者は多くありません。しかし、宮城工場修理メンテナンス.comでは協力会社と連携して、風量・風速の測定から、排気装置やダクトの設計、設置、修理メンテナンスまで一貫対応が可能です。現地訪問やヒアリングを通じて最適な環境改善を提案します。また、迅速な点検対応と点検後の修理・メンテナンスも実施いたします。



当社の局所排気装置の定期自主点検の施工事例をご紹介!


①局所排気装置点検・分解清掃














修理・メンテナンスの内容

そこで、当社は現地訪問の上、局所排気装置の点検を実施いたしました。まず初めに、ダクト・ファンの分解清掃を行いました。清掃後、風速測定を行い、基準値になっていることを確認いたしました。





②局所排気装置点検・部品交換














修理・メンテナンスの内容

そこで当社は、現地訪問の上、点検を実施しました。主に点検内容は風速測定を行い、その後にVベルトの交換、分解清掃を実施しました。点検を実施したところ、2ヵ所の局所排気装置のファンが傾いていたため...





局所排気ダクト新規設置工事















修理・メンテナンスの内容

建屋の中にブラスト機が入っており、その建屋の構造を踏まえたダクト設計から、実際の設置工事まで当社が1社窓口となり実施させていただきました。






まとめ

局所排気装置の定期自主点検は、労働者の健康と安全を守る上で非常に重要です。

宮城工場修理メンテナンス.comでは、お客様の事業所の安全衛生管理をサポートするため、局所排気装置の点検代行サービスを提供しております。

点検から部品交換・清掃と一貫して承り、お客様のトータルコストダウン・工期短縮に貢献いたします。また局所排気装置の点検だけでなく、集塵機、プルプッシュ型換気装置などの点検なども対応可能です。様々な設備機器の点検サービスにより、お客様は点検内容や点検対象機器ごとに業者を選ぶ手間を省くことができ、業者に問い合わせる時間や見積もりを取る工程を効率化することができます。ぜひ一度ご相談ください。



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